
一言で言うと、
春日市は、エリアによって地震の揺れや液状化・浸水・津波のリスクが変わります。
2003年7月19日、太宰府観測所で1時間99〜104mmの猛烈な雨を観測した平成15年7月豪雨では、御笠川が氾濫し太宰府市から福岡市にかけて浸水害が発生しました。御笠川は太宰府市→大野城市→春日市→福岡市博多区の順に流下するため、春日市もこの氾濫の影響範囲に含まれていたとみられます。
住む場所を決める前に、台地か川ぞいの低地かをハザードマップで確認しておくのが、いちばんの備えになります。
春日市の防災リスク早見表
各市区の公式ハザードマップが示す想定区分をもとにした5段階表示です。同じ市区内でもエリアによって差があるので、目安としてご覧ください。
春日市の地形と成り立ち
春日市は御笠川とその支流(諸岡川・牛頸川等)の沖積低地に市街地が広がる平坦な地形です。
御笠川流域に位置するため、内水・洪水のリスクを継続的に意識しておきたい市です。
▲ 春日市周辺の空中写真。エリアによる地形の違いが見てとれます。 地図はドラッグ・ズームで動かせます。出典:国土地理院「地理院地図」
過去の災害に学ぶ
2003年7月19日、太宰府観測所で1時間99〜104mmの猛烈な雨を観測した平成15年7月豪雨では、御笠川が氾濫し太宰府市から福岡市にかけて浸水害が発生しました。御笠川は太宰府市→大野城市→春日市→福岡市博多区の順に流下するため、春日市もこの氾濫の影響範囲に含まれていたとみられます。
警固断層帯南東部の想定では、福岡市中央区・南区から春日市・大野城市・太宰府市を経て筑紫野市に至るとされ、南東部が動いた場合は春日市でも震度7の可能性が指摘されています。
※参考:春日市 水害ハザードマップ。数字は各種資料をもとにしたもので、資料により多少の幅があります。
春日市のハザードマップの見方
春日市は「春日市水害ハザードマップ」で洪水浸水想定区域(対象:諸岡川・牛頸川、県指定)と内水浸水想定区域(市指定)を掲載しています。地震ハザードマップ、ため池ハザードマップも別途あります。
福岡市中心部への近接性が高い一方、諸岡川・牛頸川沿いの低地は内水・洪水リスクがあるため、購入前に水害ハザードマップと地震ハザードマップの両方を確認しておくと安心です。
浸水のふかさや液状化・津波のしやすさはエリアで変わるので、気になる物件の番地で、実際のマップを開いて確認しておくと安心です。
▲ 春日市周辺の洪水・内水の浸水想定(想定最大規模)を表示しています。地図はドラッグやズームで動かせます。 左の「災害種別で選択」から高潮・津波・土砂災害・地形分類にも切り替えられます。
出典:国土地理院「重ねるハザードマップ」
※参考:春日市 水害ハザードマップ/標高は地理院地図で確認できます。
春日市で住む・引っ越すときのチェックリスト
最後に、春日市で住まいを選ぶ・引っ越すときに確認しておきたいことをまとめます。
🗺 番地単位でハザードマップを確認する
台地か、低地・埋立地かで、地震の揺れや液状化・浸水のリスクが変わります。
市区の水害・液状化・津波ハザードマップを、気になる物件の番地で確認しておくと安心です。
📋 重要事項説明で地盤・水害の説明を聞く
不動産取引では、水害ハザードマップや液状化・地震の情報が説明されます。
流し聞きせず、物件の位置をその場で一緒に確認しておくと安心です。
🏠 心配なら地盤調査・対策履歴を確認する
個々の宅地の地盤や対策の履歴は、公開マップだけでは分かりません。
気になる場合は、地盤調査の報告や造成・対策の履歴を確認しておくと安心です。
春日市で備えたい防災グッズ
🎒 最低限そろえておきたい防災グッズ
目安は「1人あたり最低3日分(できれば1週間)」です。まだ何もそろえていない人は、まずここから。
※乳児のミルク・おむつ、持病の薬など、家族構成に合わせて調整を。備蓄は定期的に賞味期限をチェック。
出典:首相官邸「災害が起きる前にできること」/内閣府防災「災害に備えて」(水の「1人1日3L」は農林水産省、携帯トイレの回数目安は神奈川県による)
福岡すまいラボおすすめ|まず備えたい防災3点
大地震や台風で断水・停電が広い範囲におよぶときには、「①持ち出し一式 ②水で作れる食料 ③電源」の3つを先に押さえておくと安心です。
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まとめ|春日市の防災は「自分の番地」で確認する

春日市は、台地か川ぞいの低地かでリスクが変わる街です。
だからこそ、住む場所を決める前に、市区のハザードマップで「自分が住む番地」がどんな地形かを確認しておくことが、いちばん確実な備えになります。