
春日市の支援制度、ざっくり言うと
★こども医療費が高校生世代まで、通院も入院も窓口負担なしです。所得制限もありません。今回まとめた福岡県内15の市町でも手厚いほうです。ただし福岡県の移住ポータルには「中学校3年生まで」という古い記載が残っていますので、市の公式ページ(令和8年4月30日更新)のほうが正しいとお考えください。
学校給食費が無償になったのは小学校だけです。中学校は無償化しておらず、選択制で1食375円の全額が保護者負担。しかも中学校は「1食の単価×食べた日数」で決まるので、月額が固定されていません。
★屋根の葺き替えや外壁塗装への補助は、市が「ありません」と明記しています。住まいの補助は耐震・除却・ブロック塀の3つが中心で、太陽光・蓄電池・断熱改修への個人向け補助も確認できませんでした。
★運転免許の自主返納支援は、令和7年3月末で終了しました。かわりにコミュニティバス「やよい」が70歳以上は運賃無料になっています(事前申請でICカードを交付)。免許を返納したかどうかは関係ありません。
★結婚新生活支援事業は、春日市では実施していません。福岡県の少子化対策のページに春日市の名前は載っていますが、それは「結婚に対する取組・機運の醸成」を行う市町村の一覧のほうです。新婚世帯にお金を出す「結婚新生活支援事業」の一覧には入っていません。
📌 申請前に必ず公式サイトで確認を
このページの金額・対象・申請期間は2026年9月時点でまとめたものです。補助金・給付金は年度ごとに内容が変わり、予算の上限に達すると年度の途中でも受付が終了します。申請を考えるときは、必ず各制度の春日市公式ページ、または担当窓口で最新の情報を確認してください。
ここからは、春日市の主な補助金・給付金を「住宅」「子育て」「結婚・移住」の3つのジャンルに分けて紹介します。それぞれのカードから、春日市の公式ページに進めます。
🏠 住宅・リフォーム・省エネの補助金
🏚 木造戸建て住宅性能向上改修等補助金【25パーセント・耐震30万円+省エネ15万円】
補助額:工事費の25パーセントで、耐震改修分は上限30万円、省エネ改修分は上限15万円★条件:原則として耐震改修と省エネ改修を併せて実施することが前提です。契約の前に申請してください対象:昭和56年5月31日以前に着工し、耐震診断の上部構造評点が1.0未満の木造戸建て★受付:令和8年11月13日まで。先着順です★耐震診断について:市独自の診断補助はありません。福岡県建築住宅センターのアドバイザー派遣が案内されています
🏗 旧耐震基準木造建築物除却補助金【23パーセント・上限20〜30万円】
補助額:除却工事費の23パーセントで、上限20万円から30万円対象:旧耐震基準の木造建築物で、耐震診断の評点1.0未満のもの。空き家も含みます★:受付は耐震改修と同じく令和8年11月13日までです
🧱 ブロック塀等撤去費補助金【3分の2・上限16万円】
補助額:撤去にかかる経費の3分の2または16万円の低いほう対象になる塀:道路に面する高さ1メートル以上で、診断カルテの総合評点が40点未満のもの★一部だけ撤去する場合:撤去後に総合評点70点以上、かつ道路に面する高さが1.2メートル以下になること★受付:令和8年11月13日まで
🚫 屋根の葺き替え・外壁塗装への補助【★市が「ありません」と明記しています】
★内容:春日市の住宅相談のページに「春日市では屋根の葺き替えや外壁塗装に対する補助金はありません」とはっきり書かれています★このページの方針:近隣には汎用のリフォーム補助がある市もあります(筑紫野市は10パーセント・上限10万円、那珂川市は10分の1・上限10万円、大木町は10パーセント・上限10万円)。しかし春日市にはありません。「隣の市にあるから春日市にもあるはず」と考えないでください使える可能性があるもの:耐震改修とセットの性能向上改修(前の項目)、または国の住宅省エネのキャンペーンなどです
♿ 高齢者等住宅改造費助成(福岡すみよか事業)【上限30万円】
補助額:上限30万円対象:要介護・要支援の認定を受けている在宅の高齢者で、生活保護世帯または生計中心者が住民税・所得税とも非課税であること★:これは福岡県の「高齢者等在宅生活支援(住みよか)事業」の市の窓口版です。県の制度ですが、政令指定都市は対象外という枠組みになっています
👶 出産・子育ての支援
🏥 こども医療費支給制度【★高校生世代まで窓口負担なし】
対象:0歳から高校生世代(18歳になる年度の末日)まで★自己負担:通院・入院とも窓口負担なし★所得制限:ありません(3歳から中学生は県の補助の関係で所得額の確認があります)★注意:福岡県の移住ポータルには「中学校3年生まで」という古い記載が残っています。市の公式ページ(令和8年4月30日更新)が正しいので、検索で古い情報に当たった場合はご注意ください対象外:入院時の食事代、個室代など
🍚 小学校の給食費【令和8年4月から無償】
内容:令和8年4月から小学校の給食費が無償になりました。全児童が対象で、所得制限も手続きもありません★アレルギーなどで食べられない場合:年間を通して弁当を持参する場合は月額5,200円を支援します★:無償化されたのは小学校だけです。中学校については次の項目をご覧ください
🍱 中学校の給食費【★無償化なし・選択制で1食375円】
★金額:令和8年度は1食あたり375円で、全額が保護者負担です★しくみ:春日市の中学校給食は選択制です。そのため月額は「1食の単価×その月に食べた日数」で決まり、固定の月額ではありません牛乳について:牛乳1本は約71円で、そのうち市が39円、保護者が約32円を負担します★:「春日市も給食無償化」と読むと、中学生のいるご家庭では話が合いません
🤰 妊婦のための支援給付金【あわせて10万円+面談3回】
給付額:1回目=妊婦1人につき5万円、2回目=胎児の数×5万円で合計10万円★:あわせて伴走型の相談支援が3回用意されています。お金だけでなく、面談とセットになっている形です
🛌 産後ケア事業【非課税世帯は日帰り・訪問が無料】
自己負担額:宿泊型=1日3,000円(非課税世帯などは1,000円)、日帰り型=1日2,000円(非課税世帯などは無料)、居宅訪問型=1日1,000円(非課税世帯などは無料)回数:7日間まで★市が指定していない施設を使う場合:助成の上限は1日あたり宿泊27,555円・日帰り18,370円・訪問13,000円(非課税世帯などはそれぞれ29,555円・20,370円・14,000円)
👶 多胎妊婦健康診査助成金・風しん予防接種費用助成
多胎妊婦の健診:受診券14回分を使い切ったあと、追加で5回・1回につき上限5,100円風しん予防接種:1人1回・上限10,000円
📖 就学援助【新入学は小64,300円・中81,000円】
新入学学用品費:小学校64,300円・中学校81,000円学用品費(年額):小学校11,630円・中学校22,730円★給食費について:給食費の援助は中学生のみ実費です(小学校は令和8年4月から無償化されたため)
💴 若年者専修学校等技能習得資金【★貸与型・返すお金です】
★性格:無利子の貸与=返還が必要です。給付型ではありません金額:月額53,000円(専門課程)または30,000円(その他の課程)。入校支度金は100,000円★:春日市には給付型の奨学金が確認できませんでした。返さなくてよいお金をお探しの場合は、福岡県の高校生等奨学給付金などをご確認ください
💍 結婚・移住・定住の支援
🚌 コミュニティバス「やよい」70歳以上運賃無料化【★免許返納は関係ありません】
内容:70歳以上の方はコミュニティバス「やよい」の運賃が無料になります。事前に申請してICカードの交付を受ける形です★大事なところ:免許を持っているかどうか、返納したかどうかは関係ありません。年齢だけで使えます★免許返納支援について:春日市の運転免許自主返納支援は、令和7年3月末で終了したと市のページに明記されています。現在、返納に対する市の給付はありません
💉 帯状疱疹予防接種【自己負担額です】
★自己負担額:生ワクチン=4,900円、組換えワクチン=1回10,000円を2回(計20,000円)★:非課税世帯・生活保護世帯は無料です対象:令和9年4月1日時点で65歳以上の方など★手順:事前の申請が必須です★注意:市のページは1ページのみで、定期接種と任意接種の区分が書き分けられていません。50歳から64歳向けの任意接種助成があるかどうかは、このページでは確認できませんでした
🩺 人間ドック(国民健康保険)【★定額の助成額は書かれていません】
★しくみ:人間ドックのうち特定健診に該当する項目の費用を市が負担し、通常より安く受けられるというものです★金額について:定額の助成金額は市のページの本文に書かれていません。ほかの市の額を当てはめるわけにいかないので、このページでは金額を書かずにおきます対象:春日市の国民健康保険に加入している40歳から74歳の方期間:令和8年7月1日から令和9年2月28日まで
🎂 高齢者祝金【80歳・90歳・100歳】
金額:80歳5,000円・90歳5,000円・100歳10,000円★近隣との比較:大野城市は令和8年度から77歳3,000円・88歳5,000円・99歳以上10,000円、那珂川市は77歳から99歳以上まで9段階で3,000円から15,000円。那珂川市がいちばん幅広く、春日市は3つの節目に絞っている形です
🔎 春日市で確認できなかったこと・終わったこと
★★結婚新生活支援事業を、春日市は実施していません。ここは間違えやすいので、ていねいに書きます。福岡県の地域少子化対策のページには市町村の一覧が2つ並んでいて、春日市の名前は「3 市町村事業計画」のほうに載っています。しかしこれは結婚に対する取組や、結婚・妊娠・出産・子育てに温かい社会づくりの「機運の醸成」を行う市町村の一覧です。新婚世帯に家賃や引越費用を補助する「4 結婚新生活支援事業」の一覧には、春日市は入っていません。「県のページに春日市の名前がある=結婚新生活支援を実施している」と読むと誤りになります。民間のまとめサイトの記載も、そのまま信じないでください。
移住支援金も春日市では使えません。福岡県が公表している対象市町村(31市町村)の一覧に、春日市の記載がありません。三世代同居・近居の支援も確認できませんでした。
★屋根の葺き替えや外壁塗装への補助は、市が「ありません」と明記しています。そのほか太陽光・蓄電池・エネファーム・断熱改修への個人向け補助、耐震シェルター、止水板、雨水貯留浸透施設も確認できませんでした。感震ブレーカーは啓発のページがあるだけで、補助の記載はありません。空き家の改修・活用への補助も見当たらず、市のページにあるのは相談窓口、シルバー人材センターの管理サービス、税の3,000万円控除の手続き案内です。
高齢者(加齢性難聴)の補聴器購入費助成も確認できませんでした。市の加齢性難聴のページは啓発の内容だけで、助成についての記載がありません。脳ドックの助成、市独自の不妊治療助成、給付型の奨学金も見つかりませんでした。
終わっているものが2つあります。運転免許自主返納支援は令和7年3月末で終了、食料品等物価高騰支援給付金(市民1人7,000円)は令和8年5月29日で申請受付が終了し、期限後の受付はできないと明記されています。
タイプ別|あなたが対象になりそうな制度
「結局どれが自分に関係あるの?」という人向けに、暮らし方のタイプごとに、チェックしたい制度をまとめました。
🏠 家を建てる・買う・直す人
・★屋根の葺き替え・外壁塗装への補助は「ありません」と市が明記しています。近隣の筑紫野市・那珂川市・大木町には汎用のリフォーム補助がありますが、春日市にはありません・耐震と省エネをセットで行うと25パーセント(耐震分30万円+省エネ分15万円)。受付は令和8年11月13日まで・旧耐震の木造建築物の除却は23パーセント・上限20〜30万円(空き家も対象)・ブロック塀は3分の2・上限16万円(道路に面する高さ1メートル以上・評点40点未満)
👶 子育て世帯
・★こども医療費は高校生世代まで窓口負担なし・所得制限なし。県の移住ポータルの「中3まで」は古い記載です・給食費が無償なのは小学校だけ。中学校は選択制で1食375円が全額保護者負担で、月額は食べた日数で変わります・就学援助の新入学学用品費は小64,300円・中81,000円・★給付型の奨学金は確認できませんでした。市の技能習得資金は貸与型=返すお金です
👵 高齢のご家族がいる方
・★免許返納支援は令和7年3月末で終了しました・★かわりに70歳以上はコミュニティバス「やよい」が運賃無料(事前申請でICカード交付)。免許の有無は関係ありません・帯状疱疹は生4,900円・組換10,000円×2回(非課税世帯・生活保護世帯は無料、事前申請が必須)・人間ドックは特定健診の相当分を市が負担する形ですが、定額の助成額は公式に書かれていません・補聴器の助成は確認できませんでした
申請するときに気をつけたいこと
補助金・給付金を使うときは、次の3点をおさえておくと失敗しにくくなります。
⏰ ①「予算がなくなり次第終了」の制度がある
省エネ設備の補助や住宅系の支援は、年度ごとに予算の枠が決まっています。人気の制度は年度の途中で受付が終わることもあるので、早めの確認・申請が安心です。
📄 ②「工事や契約の前」に申請が必要なことが多い
リフォームや設備の導入、耐震診断・改修は、契約や着工の前に申請(や事前相談)が必要なケースがよくあります。動き出す前に、対象になるか・申請の順番はどうかを必ず確認しましょう。
🔗 ③ 最新情報は必ず公式ページで
金額・対象・期間は年度ごとに変わります。このページはあくまで入り口として使い、申請時は各制度の公式ページや担当窓口で最新の内容を確認してください。
まとめ|春日市の補助金は「使えるものを知る」ことから
★春日市でいちばん強いのは、こども医療費です。0歳から高校生世代まで、通院も入院も窓口負担なし。所得制限もありません。今回まとめた福岡県内15の市町でも手厚いほうです。ただしここで注意があります。福岡県の移住ポータルには「中学校3年生まで」という古い記載が残っています。市の公式ページ(令和8年4月30日更新)が正しいので、検索で古い情報に当たっても、市のページで確かめてください。
★一方で、給食費は小学校だけの無償化です。令和8年4月から小学校は無償になりましたが、中学校は無償化しておらず、選択制で1食375円の全額が保護者負担です。しかも中学校は「1食の単価×食べた日数」で決まるため、月額が固定されていません。毎月同じ額が引かれる市とは、家計の見え方が違います。「春日市も給食無償化」と読むと、中学生のいるご家庭では話が合いません。
★★そして、この記事でいちばん気をつけていただきたいのが結婚新生活支援事業です。春日市は実施していません。ただ、福岡県の少子化対策のページには春日市の名前が載っています。それは「結婚に対する取組・機運の醸成」を行う市町村の一覧のほうで、新婚世帯に家賃や引越費用を補助する「結婚新生活支援事業」の一覧には入っていません。この2つの一覧は事業名まで読まないと区別がつかず、「県のページに名前がある=実施している」と読むと誤報になります。移住支援金も、県の対象市町村の一覧に春日市はありません。
住まいについては、正直に書いておきます。市が「春日市では屋根の葺き替えや外壁塗装に対する補助金はありません」と明記しています。近隣を見ると筑紫野市(10パーセント・上限10万円)、那珂川市(10分の1・上限10万円)、大木町(10パーセント・上限10万円)には汎用のリフォーム補助がありますが、春日市にはありません。使えるのは耐震とセットの性能向上改修、除却、ブロック塀撤去で、太陽光・蓄電池・断熱改修への個人向け補助も確認できませんでした。「隣の市にあるから春日市にもあるはず」と考えないでください。
★高齢のご家族がいる方には、免許返納の扱いが変わったことをお伝えします。春日市の運転免許自主返納支援は、令和7年3月末で終了しました。いま返納しても、市からお金や乗車券は出ません。そのかわりコミュニティバス「やよい」が70歳以上は運賃無料になっており、事前に申請してICカードの交付を受ける形です。これは免許を持っているかどうかに関係なく使えます。「返納したら支援」から「年齢で一律」へ切り替えた、と読めます。
金額・条件・受付期間は年度ごとに変わります。とくに耐震改修・除却・ブロック塀の3つは、いずれも受付が令和8年11月13日までで先着順です。このページはあくまで入り口として使っていただき、申請するときは必ず春日市の公式ページと担当窓口で最新の内容を確認してください。