
大木町の支援制度、ざっくり言うと
★いま住んでいる家のリフォームに使える補助があります。工事費の10パーセント・上限10万円、子育て世帯なら20パーセント・上限20万円。隣の大牟田市は「居住中の住居のリフォーム補助は実施していません」と公式に明記しているので、同じ県南でも考え方が正反対です。
★太陽光発電の補助が1キロワットあたり7万円、住宅は9キロワット相当まで。最大で63万円になり、今回まとめた福岡県内15の市町でいちばん高い水準でした。ただし固定価格買取制度で売電する場合は対象外で、発電量の30パーセント以上を自分で使うことが条件です。
★ブロック塀の判定基準が、ほかの市と逆向きです。大木町はカルテの判定で「70点以上」が対象ですが、柳川市・大牟田市など多くの市は「40点未満」が対象です。点数が高いほうが危ないという数え方なので、ほかの市の説明を読んでから来ると混乱します。
こども医療は中学3年生まで、通院も入院も自己負担がありません。高校生世代は入院のみ無料で、通院には自己負担があり、医療証も交付されません(退院後などに払い戻しの手続きが必要)。所得制限はありません。
★福岡県の大学等受験料助成は「町村にお住まいの方」だけが対象です。入学試験の受験料は上限53,000円、模擬試験は上限8,000円。今回まとめた15の市町のうち、町なのは大木町だけなので、大木町の方だけが使えます。
📌 申請前に必ず公式サイトで確認を
このページの金額・対象・申請期間は2026年9月時点でまとめたものです。補助金・給付金は年度ごとに内容が変わり、予算の上限に達すると年度の途中でも受付が終了します。申請を考えるときは、必ず各制度の大木町公式ページ、または担当窓口で最新の情報を確認してください。
ここからは、大木町の主な補助金・給付金を「住宅」「子育て」「結婚・移住」の3つのジャンルに分けて紹介します。それぞれのカードから、大木町の公式ページに進めます。
🏠 住宅・リフォーム・省エネの補助金
🔨 住宅改修補助制度【★居住中の家に使える・子育て世帯なら20万円】
補助額:町内にお住まいの方が住んでいる住宅=補助率10パーセント・上限10万円。子育て世帯(申請年度の4月1日時点で18歳未満の子がいる世帯)=補助率20パーセント・上限20万円★条件:町内の業者が施工すること。改修費(税抜)が10万円以上(畳替えを含む場合は5万円以上)。年度内に完了し、交付決定の前に着工しないこと。同じ住宅で過去にこの補助を受けていないこと★ここが大事:耐震性や省エネ性能といった条件がありません。ふつうのリフォームに使えます。隣の大牟田市は、居住中の住宅のリフォーム補助を「実施していません」と公式に明記しているので、同じ県南でも考え方が正反対です受付:令和8年4月1日の8時30分から。予算の範囲内です
☀️ 地域脱炭素移行・再エネ推進重点対策加速化事業【★太陽光は最大63万円】
太陽光発電(自家消費型):住宅は1キロワットあたり7万円で、9キロワット相当が上限(=最大63万円)蓄電池:設置工事費込みの価格(税抜)の3分の1。住宅は15キロワットアワー相当が上限で、1キロワットアワーあたりの価格が15万5,000円以下であること★いちばん大事な条件:固定価格買取制度で売電する場合は対象外です。住宅は発電量の30パーセント以上を自家消費することが要件で、売電で稼ぐ前提の設置には使えません★予算残額:令和8年度の予算13,000,000円のうち、令和8年8月28日時点で残り9,282,000円と町のページに公表されています★:完了した年度の翌年度から5年間、実績を報告する義務があります
🔋 地球温暖化対策支援補助金【蓄電池は一律10万円】
補助額:太陽熱利用システム=5万円。定置用蓄電システム=一律10万円(太陽光と常時接続し、4キロワットアワー以上、保証10年以上のもの)。このほか電気自動車等充給電設備と電気自動車も対象です★:設備の種類ごとに1住宅(電気自動車は1人)につき1回限り。先着順で、予算の上限に達すると終了します★注意:前の項目の「脱炭素移行・再エネ推進重点対策加速化事業」の蓄電池とは併用できません。どちらを使うか選ぶことになります
🧱 ブロック塀等撤去補助金【★判定の向きがほかの市と逆です】
補助額:解体工事費の2分の1・上限11万円★対象になる塀:道路に面している高さ1メートル以上のブロック塀等で、町のカルテ判定で70点以上と認められたもの★ここを間違えないでください:大木町は「70点以上」が対象ですが、柳川市・大牟田市・宗像市・古賀市・太宰府市などは「40点未満」が対象です。点数の高いほうが危ないという数え方なので、ほかの市の説明を先に読んでいると逆に受け取ってしまいます★近隣との金額の比較:柳川市は3分の2・上限16万円、大牟田市は2分の1・上限10万円。大木町の11万円は大牟田市より少し高い設定です
🏚 老朽空家除却補助金【2分の1・上限50万円】
補助額:解体工事費の2分の1・上限50万円対象:建物の老朽度判定で100点以上と認められたもの★注意:交付決定の前に着工すると対象外です★近隣との比較:柳川市は2分の1・上限45万円、大牟田市は2分の1・上限60万円(中心市街地なら最大150万円)。県南3自治体はいずれも補助率2分の1で、上限額に差があります
♿ 住みよか事業(住宅改修助成)【上限30万円】
補助額:高齢の方などに配慮した住宅の改造費を30万円を限度に補助(介護保険の住宅改修費の事業が優先されます)対象:世帯の生計中心者が住民税・前年度所得税とも非課税で、要支援1から2または要介護1から5、身体障害者手帳1・2級、療育手帳Aのいずれかに該当する方★近隣との比較:柳川市は上限20万円なので、大木町のほうが10万円高い設定です
👶 出産・子育ての支援
🏥 こども医療制度【★高校生世代は入院のみ・通院は払い戻し】
★所得制限:ありません0歳から中学3年生:通院・入院とも自己負担なし(医療証が交付されます)。調剤薬局の負担もありません★高校生世代(18歳になった後の最初の3月31日まで):入院は自己負担なし。ただし通院には自己負担があり、医療証も交付されません。退院後などに払い戻しの手続きが必要です★令和8年4月1日から:この形になりました。通院の助成は従来どおり中学3年生までです★:重度障害者医療とひとり親家庭等医療も、高校生世代の入院費が無料になりました
🤰 妊婦のための支援給付事業【あわせて10万円】
給付額:1回目(妊娠届と面談のあと)=妊婦1人あたり5万円、2回目(出産と胎児数の届出のあと)=胎児1人あたり5万円★:流産・死産などの場合も対象です
🎁 赤ちゃんギフト【★現金ではなく町産の品物です】
内容:大木町産の物品を贈呈します。現金給付ではありません対象:令和2年4月1日以降に生まれ、町の住民基本台帳に記載された子の父母★手順:誕生から1か月以内に申請し、乳児家庭訪問のときに手渡しされます
📖 就学援助制度【★新入学は小64,300円・中81,000円】
新入学児童生徒学用品費(1年生のみ):小学校64,300円・中学校81,000円(年額)学用品費:小学校年11,630円・中学校年22,730円。通学用品費(1年生を除く)は小中とも年2,270円修学旅行費:小学校は上限22,690円、中学校は上限60,910円校外活動費:宿泊なしで小1,600円・中2,310円、宿泊ありで小3,690円・中6,210円(いずれも上限)オンライン学習通信費:上限15,000円対象:非課税世帯、児童扶養手当を受けている方、生活保護が停止・廃止された方、家計が急変した方など
💍 結婚・移住・定住の支援
🎓 福岡県 大学等受験料助成【★町村にお住まいの方だけが対象です】
助成額:入学試験の受験料は上限53,000円、模擬試験の受験料は上限8,000円(こども1人あたり)★対象:福岡県内の「町村」に居住する20歳未満の受験生。児童扶養手当を受けている世帯または住民税非課税世帯で、県の「進学支援事業」への登録が必要です★ここが大事:「市」にお住まいの方は対象外というめずらしい形の制度です。今回まとめた15の市町のうち、町なのは大木町だけなので、大木町の方だけが使えます★窓口:福岡県に直接申請します(電子申請または郵送、こども未来課)。申請期間は令和8年8月31日から令和9年3月31日まで
🚕 高齢者運転免許証自主返納支援助成事業【★年36枚を最大3年間】
支援内容:小型車タクシーの初乗運賃相当額の利用券を年間36枚、最大3年間交付します。現金ではありません★対象:70歳の誕生日以後に、有効期間内の運転免許をすべて自主返納した町民。町の福祉タクシー助成を受けていないこと。取消日から1年以内に申請します★注意:2年目・3年目も毎年申請が必要です。1回申請すれば3年間自動で届くわけではありません★近隣との違い:柳川市はタクシー券2万円分かシニアカー購入補助2万円(1回のみ)、大牟田市は市の給付なし。大木町は「毎年少しずつ長く」という形です
💉 高齢者の帯状疱疹ワクチン接種(定期接種)【自己負担額です】
★自己負担額:生ワクチン3,000円(1回)、組換えワクチン10,000円を2回(計20,000円)対象:年度内に65歳になる方。経過措置として70・75・80・85・90・95・100歳になる方も対象(令和7年度に限り100歳以上は全員)。ほか60歳から64歳でエイズウイルスによる免疫機能障害のある方★:町県民税非課税世帯と生活保護世帯は免除されます(証明書類の持参が必要)。接種期間は令和9年3月31日まで★注意:対象者以外は任意予防接種として全額自己負担と町のページに明記されています。町の助成はありません
🔎 大木町で確認できなかったこと・注意したいこと
★学校給食費については、金額も無償化の有無も公式ページで確認できませんでした。学校給食共同調理場のページには施設の案内があるだけで、保護者の負担額を示す記載がありません。検索すると「ふるさと納税を活用して第2子まで無償化を拡充」という要約が出てくることがありますが、町の公式ページで裏付けが取れませんでしたので、このページでは採用していません。学校教育課にご確認ください。
★木造住宅の耐震診断・耐震改修への補助も確認できませんでした。町の「耐震対策」のページに載っているのはブロック塀に関する2件だけで、住宅そのものの耐震診断・改修の補助はありません。近隣の柳川市(耐震改修40パーセント・上限60万円)や大牟田市(2分の1・上限40万円)とは大きく違うところです。耐震シェルターも見当たりませんでした。
水まわりの備えへの補助も確認できませんでした。感震ブレーカー、止水板、宅地のかさ上げ、雨水貯留浸透施設は、町のサイトを調べても該当する制度がありません。関連するのは洪水・高潮の浸水想定区域図と、上水道の配水管布設に関する「宅地造成等配水管布設助成制度」(浸水対策ではありません)だけでした。低平地の町ですが、この分野は隣の柳川市も同様に確認できず、久留米市(止水板2分の1・上限30万円)だけが持っている状況です。
★結婚新生活支援事業と移住支援金も、大木町では確認できませんでした。福岡県の地域少子化対策のページには市町村の一覧が2つ並んでいますが、どちらの一覧にも大木町の記載はありません。福岡県の移住支援金の対象市町村の一覧にも入っていません。移住に関する町の取り組みは、地域おこし協力隊、6市町合同の移住トークイベント、空き家バンクといった情報提供・イベント型です。空き家バンクは補助金ではなく、物件情報を載せる仕組みです。
このほか産後ケア、不妊治療助成、奨学金、三世代同居・近居の支援、高齢者の補聴器購入費助成、人間ドック・脳ドックの費用助成も確認できませんでした。補聴器について町にあるのは18歳未満の軽度・中等度の難聴児向けの助成です。
タイプ別|あなたが対象になりそうな制度
「結局どれが自分に関係あるの?」という人向けに、暮らし方のタイプごとに、チェックしたい制度をまとめました。
🏠 家を建てる・買う・直す人
・★いま住んでいる家のリフォームに10パーセント・上限10万円(子育て世帯は20パーセント・上限20万円)。耐震性や省エネの条件がありません。町内業者の施工が条件です・★太陽光は1キロワットあたり7万円・最大63万円と15市町で最高。ただし売電する場合は対象外で、自家消費30パーセント以上が要件です・★ブロック塀は「カルテ70点以上」が対象。ほかの市の「40点未満」とは判定の向きが逆なので気をつけてください・老朽空家の除却は2分の1・上限50万円(老朽度判定100点以上)・★木造住宅の耐震診断・耐震改修の補助は確認できませんでした
👶 子育て世帯
・こども医療は中3まで通院・入院とも無料、所得制限なし・★高校生世代は入院のみ無料。通院は自己負担があり、医療証も出ません(払い戻しの手続きが必要)・★福岡県の大学等受験料助成は町村にお住まいの方だけ。15市町で大木町だけが使えます(入試53,000円・模試8,000円)・就学援助の新入学学用品費は小64,300円・中81,000円・給食費は公式ページで確認できませんでした
👵 高齢のご家族がいる方
・免許返納でタクシー初乗り券を年36枚・最大3年間。70歳の誕生日以後の返納が対象で、2年目・3年目も毎年申請が必要です・帯状疱疹は生3,000円・組換10,000円×2回。対象年齢以外は全額自己負担と明記されています・住みよか事業の住宅改修は上限30万円(非課税世帯・要支援以上など)。柳川市の20万円より高い設定です・補聴器の助成は18歳未満向けのみで、人間ドック・脳ドックの助成も確認できませんでした
申請するときに気をつけたいこと
補助金・給付金を使うときは、次の3点をおさえておくと失敗しにくくなります。
⏰ ①「予算がなくなり次第終了」の制度がある
省エネ設備の補助や住宅系の支援は、年度ごとに予算の枠が決まっています。人気の制度は年度の途中で受付が終わることもあるので、早めの確認・申請が安心です。
📄 ②「工事や契約の前」に申請が必要なことが多い
リフォームや設備の導入、耐震診断・改修は、契約や着工の前に申請(や事前相談)が必要なケースがよくあります。動き出す前に、対象になるか・申請の順番はどうかを必ず確認しましょう。
🔗 ③ 最新情報は必ず公式ページで
金額・対象・期間は年度ごとに変わります。このページはあくまで入り口として使い、申請時は各制度の公式ページや担当窓口で最新の内容を確認してください。
まとめ|大木町の補助金は「使えるものを知る」ことから
★大木町でいちばんお伝えしたいのは、隣の大牟田市との考え方の違いです。大木町にはいま住んでいる家のリフォームに使える補助があります。工事費の10パーセント・上限10万円、子育て世帯なら20パーセント・上限20万円で、耐震性や省エネ性能といった条件がありません。一方隣の大牟田市は「居住中の住居のリフォームに対する補助制度は実施していません」と公式に明記しています。「住んでいる家を直すことにお金を出す」大木町と、「空き家を動かすことにお金を出す」大牟田市で、同じ県南でも方向がきれいに分かれていました。
★太陽光の補助も突出しています。1キロワットあたり7万円、住宅は9キロワット相当まで=最大63万円で、今回まとめた福岡県内15の市町でいちばん高い水準でした。柳川市は1キロワットあたり2万円・上限8万円、大牟田市には個人向けの補助が確認できなかったことを考えると、差は大きいところです。ただし固定価格買取制度で売電する場合は対象外で、発電量の30パーセント以上を自分で使うことが条件です。売電で元を取る前提の設置には使えません。令和8年8月28日時点の予算残額は928万2,000円と公表されています。
★いちばん取り違えやすいのが、ブロック塀の判定基準です。大木町はカルテの判定で「70点以上」が対象ですが、柳川市・大牟田市・宗像市・古賀市・太宰府市などは「40点未満」が対象です。点数が高いほうが危ないという数え方なので、ほかの市の記事を先に読んでから来ると、逆に受け取ってしまいます。補助額は解体工事費の2分の1・上限11万円で、柳川市(3分の2・上限16万円)と大牟田市(2分の1・上限10万円)の間の設定です。
★子育て世帯には、大木町だけが使える制度をお伝えします。福岡県の大学等受験料助成は、入学試験の受験料に上限53,000円、模擬試験に上限8,000円という大きな支援ですが、対象が「県内の町村に居住する20歳未満の受験生」に限られています。「市」にお住まいの方は対象外という、めずらしい形の制度です。今回まとめた15の市町で町なのは大木町だけなので、大木町の方だけが使えることになります。児童扶養手当を受けている世帯または住民税非課税世帯で、県の進学支援事業への登録が必要です。申請先は町ではなく福岡県に直接です。
こども医療は中学3年生まで通院・入院とも無料で、所得制限もありません。ただし高校生世代は入院のみ無料で、通院には自己負担があり、医療証も交付されません。退院後などに払い戻しの手続きをする形になります。なお学校給食費は、金額も無償化の有無も公式ページで確認できませんでした。検索で「第2子まで無償化」という要約が出ることがありますが、町の公式ページで裏付けが取れなかったため、このページでは採用していません。
一方で確認できなかったものも少なくありません。木造住宅の耐震診断・耐震改修、耐震シェルター、感震ブレーカー、止水板、宅地のかさ上げ、雨水貯留、産後ケア、不妊治療助成、奨学金、結婚新生活支援、移住支援金、三世代同居の支援、高齢者の補聴器助成、人間ドック・脳ドックは、いずれも町の公式サイトで見当たりませんでした。金額・条件・受付期間は年度ごとに変わりますので、申請するときは必ず大木町の公式ページと担当窓口で最新の内容を確認してください。